元気村グループでは、今までご利用者に適したおむつ用品を選定することが、その方のためであり、良いケアと捉えていました。しかし、本当は誰しもが、
「安心してトイレで排泄する」
「気兼ねなくトイレを使用する」
と思っているはずではないかと考え、
「トイレに行きたい」
という思いに寄り添うケアを行っていくと決意しました。
取組みの方法として膀胱内尿量測定器から得た膀胱に溜まっている尿量から、「トイレに行きたい」というサインを見つけます。ここから、ご利用者の仕草や表情を、スタッフの専門性である「気づきの力」を合わせ、本来の排泄リズムの確立を目指しました。この結果、おむつ用品を使用していた方が、通常の下着を着用し、気兼ねなくトイレを使用するまでにいたりました。さらに、様々な事に意欲がわき、食欲も増えてイキイキとした表情をして生活されるまでになりました。今後も「当たり前の生活スタイル実現」に向け、追求や探求を惜しみません。
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